Stephen King原作小説の映画化。
怪しい霧が山頂から舞い降りてきて、人々を包んでいく。
その霧に包まれた人は、二度と戻ってこない。
街の人々はスーパーに身を潜め、霧が晴れるのをひたすら待つ。
霧というのは恐いもので、真っ暗闇に匹敵するものがあると思います。
要するに視界が閉ざされると、人間誰しも恐怖を感じるわけですね。
濃霧といわれるほどになると、自分の伸ばした手の先が見えないわけですから・・・。
山頂から人を覆うように降りてくる霧は不気味なもんです。いや、観てるとそんな感じはあまりないですけどね。
ただ、霧の中に入っていくと、2度と出てこないから不気味なような気がします。観てる側はね・・・。
まあ、やりたいことは伝わってるんですが、ゾクゾクはしないですね。
この霧を、軍の奴らが何かしでかしたからだという者もいれば、神の怒りに触れたなどという、Jewのおばさんもいるわけです。このおばさん狂信的で面白い。
また、主人公(名前忘れた)につっかかってくる弁護士のオヤジ、スーパーの店員と店長などなど、こうした人たちの不安が不協和音を生み出します。
この人間同士のやり取りが非常に面白いです。
霧の中に何があるのやらと詮索をし始めますが、ねーっ・・・。ここで登場するのがタコ足・・・。
化け物系ですか、これ・・・。
興ざめするよね?
なんか・・・巨大な変な化け物ぽいし・・・。
まあ、こういうギミックよりも、人々の心理状況が面白いわけです。
どんどん暴走するJewおばさんは、いけにえ出せとか何とか言い出すし、派閥も色々わかれて面白いです。
怪物はさておいて、こうした構図を描くあたりがKingらしいです。
なんやわんやとやって、もうオチはどうすんだかというところで、適当に落として終わります。
これ、否定的な意見多いだろうなぁ・・・。
原作はこれとは違うらしいですけど、落としどころがない点では大して変わらないそうで・・・。
原作読んだ人に言わせると、タコの触手のような・・・とか読んでるとげんなりする。らしいです。
そうだろねー・・・。映像でもげんなりだもん、読むのはきついっしょ・・・。
そういうところにひたすら目をつむって、中盤の派閥同士の駆け引きに注目すれば非常に面白いです。
げんなりと盛り上がりと、落ちのなさ。この3つが楽しめる作品ですね。
人には勧められませんが、別にもう一回観てもいいとは思う。<変!?